2007年12月11日 08:00
英語の子音:摩擦音1(異文化コミュニケーション/鈴木)
■摩擦音
今日から2回にわたって、
摩擦音についてお話しします。
摩擦音というのは
2つほどに場合分けされます。
今日はその第一と言うことですが、
次の3つについてお話しします。
まずは、スペルで言うとfの音。
それから、Vサインのvの音。
それから、h、エッチとも言いますが、
エイチと呼んだ方がいいですね。
■fの音とvの音
それでですね、fとvは発音する場所も
発音する方法も同じで、
これまでにやってきた
無声音・有声音という点だけで違っている音です。
どこで発音するかと言うことですが、
まず、f、vの音は、
上の歯の先っぽと下の唇の先っぽのところを
くっつけて、そこでこするようにします。
こすると言っても
本当に唇を動かすわけではなくて、
息を出して、その息の勢いで
こするということです。
ちょっとやってみますと、
fの音は「フー」、
vの音は「ヴー」という音です。
これは、日本語にはない発音です。
例えば、fの音だと、「five(ファイブ)」です。
これ英語では「ファイヴ」ですけども、
日本語の「ファイブ」といったときの、
最初のfの音はこんな「フー」という、
息の邪魔をする、
こすれるような音は出ていません。
「ファイブ」と言ったときの
「ブ」もそうで、英語では「ヴ」になりますが、
日本語ではそうはなりません。
ですから、当然、日本人学習者にとっては
fの音もvの音もとても出しにくい音です。
そうなりますと、きちんと練習しなさいという
話になるわけですけど、
これは比較的出しにくくはありません。
fの音は、vの音もそうですが、
上の歯の先っぽと、
下の唇の先っぽの間ですから、
比較的出しやすいと思います。
ただ、「第5番目の」という意味の
「フィフス」は、これなどはfが2つに、
thなど難しい発音が並んでいるので
難しいですね。
fとvの音について、2つの例を出します。
まず、食べ物の「food(フード)」です。
それから投票する意味の
「vote(ヴォウト)」という言葉です。
まず、「food」の方ですが、
「フゥ」という単語を正確に発音した後で、
「ウード」が続きますので、
これをくっつけて「フード」と
発音すれば良いのですが、
ここで注意していただきたいのは、
日本語の「フード」の音と違って、
摩擦をしっかり入れなくては
ならないということです。
「vote」の方は、やっぱり「ヴー」と
しっかり発音してみた後で、
「ォウト」をくっつけて、
「ヴォウト」という形で
練習すればいいと思います。
■fの音とhの音
日本語だと、ヤッケなどの上に頭にかぶる
「フード(hood)」は、
ファーストフードの「フード(food)」と
同じなのですが、
英語では片方はfで片方はhの音になります。
ここでhの音を紹介します。
これも摩擦音です。
喉の奥の方で声帯の近く辺りで発音する感じです。
そこをこするのです。
喉に何か、物が詰まったときに、
そこに息を通してつっかえた物を出そうかという
「フォ」という感じの音だと思えよいと思います。
fは唇の辺りを使いますけど、
hとは出す場所が全く違います。
そうすると、ネイティブスピーカーにとって、
fの音とhの音というのは、
はっきり違う音だと分かるわけですけど、
我々は日本語のフードに邪魔されて、
区別しづらいのです。
■vの音とbの音
さっきのvの音なのですが、
bの音と非常に日本人には近くて、
間違えやすいのです。
特に紹介したいのは、
投票するという意味の「vote(ヴォウト)」と、
漕ぐ「boat(ボート)」です。
これが間違えやすいのです。
発音してみますと、
投票する方は「ヴー」という摩擦音で、
「ヴォウト」ですが、
漕ぐ方は破裂音で、「ボッ」に「ォウト」をつけて、
「ボォウト」というように、随分違います。
ところが日本語だと、
もしかしたら両方とも「ボート」かもしれません。
このvとbというのは、
摩擦音と破裂音で発音の方法は違うし、
場所も違うので、ネイティブスピーカーには
随分違う音に聞こえているはずです。