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2006年07月18日 08:20

公務員の採用基準が変わってきた

最近,景気が
上向きになってきたこともあり,
公務員試験を受ける受験生の数が減ったという話しを聞きます。
今日は,その中で変わりつつある
公務員の採用基準についてお話したいと思います。


■今求められている力 – 変化する能力観 -
今年度の公務員試験は
来年度の採用分となり,ちょうど今,
実施しているところですが,その試験が変わってきています。
変わった理由は,能力観の変化です。
人の持っている能力の見方が変わってきたということです。
今までは,能力というと,
知能とか知識とか内に秘めたものでした。
公務員もそれを行動として表に出さないと駄目じゃないか,
結果にあるいは成果に繋がる力がないと
駄目じゃないかと言うことになってきました。


■コンピテンシー –業績に直結する能力-
言い換えれば,
学歴とかそういうものだけでは駄目だと言うことです。
以前は潜在能力だけで良かったのですが,
今は表に出せる,結果に繋がる能力を求められています。
この力のことを「コンピテンシー」と呼んでいますが,
言い換えれば業績直結能力ですね。
この概念を公務員の採用とか,人事考課にも使いはじめています。


その例として,
国家公務員の一種,キャリアと呼ばれる人達の
採用試験の面接で今年から取り入れるようになったそうです。
コンピテンシーの高い人,
つまり業績直結能力を持つ人は,必ず行動を起こしている。
それから,自分のいろいろな経験から学ぶ力を持っている。
そこから法則を見つけ,教訓を使いながら次に生かしています。


■公務員の面接試験はどう変わるのか
今までの面接では,
志望動機や「就職した後,どんな仕事がしたいですか。」
という質問がされていましたが,
これは練習していれば皆答えることができます。
そのため,皆似たような答えになり,選別の基準にならなかった。


今年は,質問のポイントが変わって,
「学業で力を入れてきたことは何ですか。」,
「学生時代に達成感のあったことはどんなことですか。」
という尋ね方から始まります。
そこで,具体的にどんなことを学生時代にしてきたのか,
あるいは,どんな難しさがあってどんなふうにして乗り越えたのか,
それを面接で聞こうとしています。


これまでの経験や体験への取り組み方から「積極性」,
どんな人達とどう関わってきたかという「社会性」,
やり遂げたのかどうかという「責任感」や「信頼感」。
何よりも「経験から学ぶ力」を持っているかどうか。
それを探り,評価しようとしていることが,
今年大きく変わったところです。

もちろん,国家1種の試験は
知識のテストもありますが,人物評価,
いわゆる面接試験のやり方を今年,大きく変えたわけです。
面接試験では,学生時代のサークル,
ボランティア,アルバイトの経験を売りにしている方もいますが,
経験があるだけでは通用しません。
その経験を通してどんなことを学んだのかが問われます。
新しい試験では,コンピテンシーを学習する力,
つまり経験から学ぶ力を持っているかを見ようとしているわけです。
勉強一筋で来た人も、
それからどのようなことを学び、
これからにどう生かせると思っているかを
しっかりと整理して語ることができれば、十分に評価してもらえます。
そもそも大学は勉強の場ですから。


■ 国が公務員や官僚に期待すること
国が公務員に期待する未来。
いろいろな未来が出てくると思いますが,
創っていかなくてはいけない。
公務員も,力を内に秘めるだけでなく,
どういう状況でも行動を起こし,新しい発想で取り組む。
そして国民の先頭に立ってもらいたい。
その力があるかを採用でも見ていこうとする動きが
公務員にも出てきたということですね。

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